車の査定ってどんなところを見て決めているの?
- ラジエータコアサポート
- クロスメンバー
- サイドメンバー
- インサイドパネル
- ピラー
- ルーフ
- センターフロアパネル
- リヤフロア
もし大切にしてきた愛車を手放すなら、少しでも高い金額で買い取ってもらいたいもの。
車の査定でどんな部分を見てどのように値付けをしているのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
そこで、査定士はどんなところを見ているのか、どうすれば査定額の低下を避けられるのかをお伝えします。
さらに愛車を高く売るための方法についても記載しますので、参考にしてみてくださいね。
査定のチェック箇所
査定時に調べる内容を、以下にまとめました。
一つずつ見ていきましょう。
「修復歴」
査定士が特に注意を払うのが「修復歴」です。
その理由は、修復歴の有無によって、査定額が大きく影響を受けるから。
修復歴とは、「事故車を高く買い取ってもらうテクニック」でも説明した通り。
「車輌の骨格の部分、つまりフレームやシャーシーなど車の強度を保つ部分に影響を及ぼし、交換や修正をした経緯があるもの」を指します。
修復歴及び骨格の基本定義
下記の骨格部位に損傷があるもの又は修復されているものは修復歴とする。
査定士は、車がこれらに該当するかどうかを確認していきます。
具体的な例は以下の通りです。
「バンパーやフェンダーといった外装バネル同士にずれがないか」
「再塗装の痕跡がないか」
「下回り(エンジンの最下層にあるコンロッド・クランク・クランクケース)やエンジンルーム・トランクなどに、新車製造時と異なる溶接がされているか」
「パネルが継ぎ足されていないか」
ボディーカラー
ボディーカラーも重要な査定要素です。
中古車の査定額は、市場の需要に大きく左右されます。
そのため、白・黒・シルバーといった定番の色は、比較的に高値がつく傾向があります。
逆に赤や紫・ピンクといった色は、人気色に比べ査定額が低くなりがち。
その車がどれくらい売りやすいかも、査定に関わる重要な要素なんですね。
内装
中古車である以上避けられない「使用感」も、査定でのチェックポイント。
「シート・フロア・パネルの汚れや匂い」
「日焼けの状態」
汚れやシミ・タバコやペットの匂いは、どうしても査定額が低くされてしまいます。
車内清掃や消臭を行って、少しでも査定額ダウンを防ぐようにしましょう。
走行距離
「走行距離は少なければ少ないほど高く売れるはず」
そう思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、例外となるケースもあります。
一般的な車業界は、年間8000キロから12000キロを平均的な走行距離と捉えています。
車本体はもちろん、タイヤなどの周辺パーツも、その基準で設計されているんです。
動いていない状態が長ければ長いほど、予期せぬ不具合は起こりやすいもの。
そのため、年式と比べて走行距離があまりにも少ないと、かえってマイナス査定となってしまう場合があります。
エンジンと電気系統
エンジンや電気系統が正常に作動するかも、確認事項のひとつ。
エンジン・パワーウィンドウ・エアコンなどが故障しているのなら、当然そのまま販売はできず、修理が必要になります。
他にも、オイルや冷却水に漏れがないか、該当部分に部品の破損がないか。
エンジン周りのチェックは重点的に行われます。
エンジンルーム・エンジンオイルの汚れは、「メンテナンス状態が悪い」とマイナス査定になる要因です。
だからといって査定前に慌てて、エンジンルーム内の洗浄やオイル交換をしても、劇的に良くなることはありません。
安全運転のためにも、売却時に査定を低くしないためにも、日頃のメンテナンスは確実に行いましょうね。
各種書類のチェック
車に備え付けられている書類をチェックします。
「車検証」、「メンテナンスノート」、「保証書」、「説明書」、「定期点検整備記録簿」、「リサイクル券」、「自賠責保険の証書」などが対象です。
「車検証」や「自賠責保険の証書」は、法律で携帯が義務付けられていますので、もちろんお持ちかと思います。
その他の書類は万が一紛失していても、査定額が減ることはありません。
あると印象がアップする、という程度に考えてくださいね。
査定前の注意点
査定前に車内とボディは綺麗にしておく
買取業者が来る前に綺麗に洗車をしたところで、査定額が上がることはまずありません。
しかし、綺麗にしておくことで、「この人は車を大事にしている」「きちんとした人だ」という印象を与えることができます。
買取業者は、「この車を買い取っても安心なのか?」という点を重視しています。
いくら慎重に査定をしたところで、エンジンの内部まで見ることも、走行に異常が無いか試乗することもできません。
そのため、実際の査定では「査定士の勘」が大きなウエイトを占めているんです。
メンテナンス状況が「信用」できないと、修理のリスクを考えて査定額を抑えるケースがあります。
業者に好印象を持ってもらうためにも、洗車と車内清掃をしておくと良いでしょう。
事故車は修理してから売る方がいいの?
事故車を修理してから売る必要はありません。
なぜならば、傷があるからダウンしてしまう査定額よりも修理費の方が高額になるからです。
修理工場に勤務し板金塗装する技術を持つようなプロなら別ですが、通常はお金を払って工場に修理してもらいますよね。
「簡易板金」と呼ばれる比較的安価な修理方法でも、凹みのないキズや塗装が剥がれていない凹みなどの小さな傷で1万円程度です。
この修理費用には、当然ながら修理工場の儲けが乗せられています。
しかし1cm以下の傷は実際の査定で減額されないことが多く、修理すると逆に損をしてしまいます。
つまり、修理費を査定時のプラスで取り返すことはできません。
また、買取業者は自社に修理工場があったり、他の修理工場と提携しています。
そのため、あなた自身が修理に出す必要はないんですね。
相手は査定のプロである
買取業者に、「買取額をアップしてもらいたい」と交渉をする方がいます。
しかし、相手は査定と交渉を毎日行っているプロ。
インターネットで相場を調べてアピールする程度では、ほとんど通用しません。
少しでも高く売りたいのであれば、複数の買取業者に査定を依頼するのがおススメです。
一般車なら「ユーカーパックの車査定」
事故車なら「事故車の一括査定」
バイクの方は「バイクのネット査定(事故車対応)」
トラックなどの商用車なら「商用車の一括査定」がおススメです。
複数の見積もりを比較しよう
愛車を高く売るコツは、複数の買取業者に査定してもらい、見積もり額を比較検討すること。
中古車の相場は日々変動し、外装・内装の状態、年式、走行距離など多くの要因があります。
また業者によって得意な市場や車種も異なるので、同じ車を見ても価格はかなり変わってきます。
そこで複数の見積もりを取り比較することで、法外な安値で買い叩かれることを防げるんです。
場合によっては「買取合戦」のように、複数の業者が価格を上げてくれることもありますよ。
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