「人身傷害保険を削ったら・・・【自動車保険の失敗談】」
私がまだ初心者示談担当者の頃に担当した、気の毒なお客様のお話です。
そのお客さんは、山内さん(仮名)という32歳の男性。
山内さんは雪が降りしきる日に、会社から帰宅する最中に自損事故を起こしてガードレールに激突。
運が悪いことに右足を骨折してしまいました。
そしてもっと運が悪いことに、山内さんは人身傷害保険に入っていなかったのです。
契約情報を確認したら、なんと1ヶ月前に人身傷害保険を削っていました。
山内さんも担当のご挨拶の電話をかけると開口一番、「保険料を節約しようと思って人身傷害保険とっちゃったから、保険金でないよね。今からもう一回つけるからどうにかならないかなあ」と悔しそうにおっしゃいました。
もちろん事故を起こした後で人身傷害保険をつけても、すでに起きている事故には適用されません。
山内さんは人身傷害保険には加入していませんでしたが、搭乗者傷害保険に加入していたので20万円の保険金をお支払することができる旨はお伝えしました。
けれど、救急外来での治療費や入院費、通院費用やリハビリ費用、などの治療費を合計すると20万円を軽く超えてしまっていました。
人身傷害保険に加入していれば、治療費だけではなく、通院にかかる交通費、治療期間に応じた慰謝料、会社を休業した分を補償する休業補償、などのプラスアルファのお金も受け取ることができます。
それらを考えると、山内さんは総額で100万円以上も損をした計算になります。
ちなみに人身傷害保険を削って1年間に得する保険料は6000円程度でした。
10年でも6万円です。
それを節約したばかりに100万円以上の補償がなくなってしまうなんて本当にもったいないです。
保険料を安くするために人身傷害保険を無くすのはやめましょう。
わずかな保険料を削るよりも、安心を選びましょう。
どうしても人身傷害保険を削りたいというなら、「3000万円」までが理想です。
それでは、今日も安全運転で!
「平均30,035円」安くなった自動車保険の一括見積
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