車が盗まれて保険金を受け取った後に、盗難車が見つかったらどうなるの?
車が盗難された場合、車両保険では全損と同じく保険金額(契約した車両保険の金額)全額が支払われます。
200万円の車両保険の場合は200万円です。
保険会社によっては全損の臨時費用として保険金額の「10%」がさらにプラスされます。
これらの保険金が支払われたあとに盗難車が見つかった場合、支払われた保険金を返還する必要はありません。
私の知っている限り、どの保険会社も「保険金を支払った時点で盗難車の所有権は保険会社に移転する」と規定しています。
つまり、盗難車が見つかったら盗難車は保険会社のものとなり、保険会社が売却するのです。
だから、支払われた保険金ですぐに新しく車を購入しても何の問題もありません。
盗難は保険会社にとっては要注意案件
私が勤めていた保険会社では盗難案件はすぐに「総合職」の男性社員の担当になります。
なぜならば、盗難による車両保険の請求は保険金詐欺の温床だからです。
「自分の車が盗まれた」と申告するだけで保険金を全額受け取ることができる、と思われているので過去に何件もの偽装盗難が発生しています。
だから、盗難案件は全て民間の調査会社に依頼をして盗難の経緯を調査します。
警察と連絡を取りながら、実際に盗難されたという確証が得られたら保険金が支払われます。
本当に盗難の被害に遭ってしまった方には迷惑な話だとは思いますが、それだけ偽装盗難は珍しくない話なのです。
盗難の被害に遭ったらどうすれば?
盗難の被害に遭ったら、盗難現場には近付かないようにしてすぐに警察に連絡をしましょう。
犯人の足跡や指紋といった大切な証拠を消してしまわないように細心の注意を払ってください。
そして落ち着いたら保険会社に報告しましょう。
保険金支払い前に車が発見されたら?
警察の捜査も保険会社の調査も、即座に完了するわけではないので保険金請求から支払いまではある程度の時間がかかります。
その間に盗難車両が発見されることもあります。
その場合、保険金はどのように支払われるのかというと、盗難により損傷した箇所について保険金が支払われます。
保険金額の範囲内であれば盗難前と同じ状態に戻すことが可能という訳です。
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