自動車保険を見直すタイミング
「代理店さんにすすめられた補償をなんとなくつけている」
「ネットで見積もりをした時に表示されたおすすめタイプで契約したままになっている」
という人が少なくないと思います。
けれど、自動車保険は人生の節目節目に車の買い替えなどのタイミングで見直さなければ、保険料に無駄が出たり、補償が足りなかったりしてしまいます。
そこで、私が現役時代に営業社員に聞いた保険を見直すタイミングをご紹介しますね。
ぜひともこれを参考に、常に最適な補償の自動車保険にしておきましょうね。
結婚した時
結婚をしたたらまずは「運転者限定」と「年齢限定」と「特約」を変更しましょう。
1台だけ車がある場合
運転者限定を「本人・配偶者限定」にしましょう。
また夫婦の年齢差がある場合は、若い方に年齢限定を合わせましょう。
2台車がある場合
こちらも「運転者限定」と「年齢限定」を見直してください。
そして、それぞれの自動車保険に「弁護士特約」「個人賠償責任保険」「人身傷害保険の車外補償」がついているかどうか確認してください。
これらの補償は「家族に1つ」だけあればよい補償です。
重複して加入している場合はどちらかを削ってください。
お子さんが歩くようになった時や自転車に乗るようになった時
子供と自動車保険って無関係なようですが、お子さんがいるからこそつけておいた方がいい補償があります。
それが「個人賠償責任保険」と、「人身傷害保険の車外補償」です。
個人賠償責任保険
個人賠償責任保険とは、同居の家族が損害賠償義務を負った時(例えばお店の売り物を壊してしまった、隣の家の窓ガラスを割ったなど)に賠償金を支払ってくれる保険です。
また最近話題の、自転車が原因の交通事故の高額賠償にも対応しています。
できれば「示談交渉サービス付き」がいいですね。
お子さんがいる家庭はつけておくといざという時に安心できます。
人身傷害保険の車外補償
人身傷害保険の車外補償とは、車に乗っている時だけでなく、自転車や三輪車、ゴーカートに乗っている時などに怪我をした場合にも治療費や慰謝料が支払われる保険です。
お子さん1人1人に傷害保険をつけるよりも保険料が安いケースもあるので、まずは見積もりをとって保険料を比較してみてください。
お子さんが免許を取得した時
お子さんが免許を取得した場合、お子さん自身が車を所有していなくても同居している家族の「運転者限定」や「年齢限定」を見直しましょう。
免許取立てのお子さんはどうしても自分で車を運転したくなりますので、いつ運転しても大丈夫なように運転者限定は「家族限定」に、年齢条件はお子さんの年齢に合わせて下げておきましょう。
お子さんや家族が車を購入した時
車が増えたら、自動車保険にも新たに加入しなければなりません。
新しく車を購入したのが20代の若いお子さんの場合は、等級が低い上に保険料率も高くなってしまうので、他の家族の高い等級の自動車保険を引き継がせてあげるとよいでしょう(詳しくは『家族から等級を引き継ぐことってできるの?』を参考にしてくださいね)。
また、お子さんの免許取得に合わせて他の家族の保険の運転者限定や年齢限定を見直していた場合は、それを元に戻しておきましょう。
ただし、お子さんが他の家族の車を運転する可能性がある場合は、お子さんに合わせた限定にしておきましょう。
車を廃車にした時(免許証を返納した時)
おじいちゃんやおばあちゃんが、「もう車には乗らない」と言って今まで乗っていた車を廃車にしたり、人に譲ったりした時、自動車保険は不要になりますよね。
保険料が無駄になるので「解約」してしまう人も多いかと思います。
けど、その「解約」ちょっと待ってください。
往々にしておじいちゃんやおばあちゃんの保険は「もったいないから」と一度も使わないままになっていて20等級(保険料が一番安い等級)であることが多いのです。
そんな時は、他の家族に「等級の引き継ぎ」をしましょう。
例えばこんな感じです。
- おじいちゃん 20等級
- お父さん 20等級
- お母さん 15等級
- 子供 15歳、10歳
この場合、おじいちゃんの等級をお母さんに引き継ぎ、お母さんの15等級の保険は「中断証明書」を取得して、休眠させておきます。
そして、子供たちが車を購入した時にその保険に加入させてあげましょう。
もし、全員が20等級だったら子供たちのために「中断証明書」をとってその保険は寝かしておきましょうね。
中断証明書は10年間有効なので、お子さんが小さい場合でも大丈夫です。
車を買い替えた時
新しい車を購入した時、「車両入替」という契約変更の手続きをします。
その際に車両保険の金額を設定し直します。
その時に金額だけではなく、「車両保険に加入するかどうか」と「車両保険のタイプ」を考えましょう。
車両保険は必要?
まず、車両保険に加入するかどうかを考えてください。
特に、契約者が若かったり、等級が低かったりする上に、新しく購入した車が中古車で購入価格が低い場合は、車両保険に加入するより万が一に備えて貯金をしていた方がいいこともあります。
私が若い頃は30万円以下の車には車両保険をつけませんでした。
示談担当をしていると色々なお客さんの保険を目にするのですが、免許とりたての18歳の子が中古車に車両保険をつけたフル装備の補償をつけて月々3万円の保険料を支払っているのを見かけると「もったいないなあ」と思ったものです。
そういう子に限って親が「保険を使うと保険料が高くなるから使わない方がいい」と言って2、30万円の修理代を自己負担するのです。
そもそも自己負担するのであれば車両保険をつけなければいいのにと思います。
車両保険をつける時は、つけた時とつけない時の保険料の差額を比較してから考えましょうね。
車両保険のタイプを選ぶ
車両保険をつけるかどうか、とともに重要なのが「車両保険のタイプ」です。
車両保険には大きく分けて「一般タイプ」と「エコノミータイプ」があります。
一般タイプは、すべての事故に対応することができて、エコノミータイプは車と衝突した場合と飛来物との接触、などの限られた事故に対応しています。
こちらも、見積もりを比較して選びましょう。
「少々傷がついてもタッチペンで修理して乗るからいいよ」という人はエコノミータイプをおすすめしますし、「いつも車はピカピカじゃないと気が済まない」という人には一般タイプをおすすめします。
子供が独立した時、家族が別居する時
お子さんが家を出て結婚した時、就職した時、など家族が別に暮らすようになる場合は「運転者限定」「年齢限定」を見直しましょう。
例えば家族構成が夫婦2人、子供1人で、お子さんが独立する場合は「家族限定」を「夫婦限定」にして、「年齢限定」もお子さんに合わせて落としていたものを「35歳以上」などに引き上げましょう。
これだけで保険料がかなり安くなります。
まとめ
いかがですか?
自動車保険も意外と見直すタイミングがありますよね。
「すでにタイミングを逃してしまった!」という人もまだ遅くありませんので、これを機会にチェックしてみてくださいね。
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