相手の保険会社の方が大手だったら交渉が不利になったりするの?
過失割合の交渉の際、相手の保険会社が大手だとちょっと身構えてしまいませんか?
「大きい会社相手だと不利なのでは?」と。
では、早速保険会社の大小によって、交渉が有利になるのかならないのか、本当のところをお話しします。
保険会社の大きさよりも担当者の性格次第かも!?
私の経験上、保険会社の大きさよりも担当者の性格が物を言います。
国内最大手の損保でも担当者によって対応は千差万別。
ものすごく優しくて、早期解決のための譲歩も快くしてくれる担当者もいれば、正当な過失割合の修正の申し入れもピシャリと断る担当者もいます。
小さめの損保でも同様です。
契約者数が少なく担当者は1人しかいない、というような小さな保険会社でも、過失割合の譲歩の判断がきつい担当者と緩い担当者がいます。
だから私たち担当者たちは「あー!相手はX社の◯◯さんかあ。長引きそうだなあ」と思うことはありますが、「相手がZ社だからきついなあ」と思うことはあまりありません。
同じ保険会社でも拠点によって違う!?
さらに、拠点によっても温度差があります。
Y社のA拠点はみんな優しくて交渉しやすいけど、B拠点はみんなつんつんしていて過失割合の交渉も喧嘩ごしになりがち、というケースは珍しくありません。
研修などで同じ保険会社の他の拠点の仲間達と話す機会があるのですが、地方ごとに保険会社の印象が違って驚いた経験があります。
私が住んでいる地域ではZ社はキツいイメージだけど、他の地方に行くとほのぼのとしている、というのはよくある話です。
担当者の力量は交渉に影響する?
これは難しいところですが、やっぱり力量は影響します。
示談担当者の中には示談畑でうん10年という超ベテランもいれば、まだ1年目の初心者さんもいます。
やっぱり示談畑でうん10年というベテラン選手は一筋縄では行きません。
初心者さんはすぐに、こちらの説得に乗っかってしまうことが多いです。
ただし、ベテラン選手の全て交渉上手という訳ではなく、中には相手保険会社よりも自分のお客さまを説得することを得意としている人もいます。
そんな人に当たると自分に不利な示談をしてしまうことも無きにしもあらずです。
参考:「過失割合の交渉で、自分の保険会社に言い包められない方法」
さらに、本人の性格もかなり交渉内容に影響します。
こだわりが強く、お客さまのためなら時間を惜しまない!という熱血タイプの担当者は判例タイムズにない判例を探したり何度も現場を見たりして、なんとか交渉を有利にしようと努力します。
まとめ
交渉が有利になるのか不利になるのか、それは相手の保険会社よりも自分の担当者の力量と性格、熱意によって決まると言ってもいいでしょう。
ただし、自分で担当者を選ぶことはできないので、運次第ということになります。
担当者によって得られる示談結果が違うなんて納得できないですよね。
そんな不公平な結末を防ぐためには、保険会社の対応を向上させて有利に交渉を進める3つのポイントという記事に目を通してみてください。
この内容を実践するだけで、担当者の力量や熱意によるばらつきを予防できるはずです。
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