交通事故の示談で困った時の相談窓口

困った時の相談窓口

交通事故の示談交渉で行き詰まった、自分の主張が通らない、保険会社が不当な示談を持ちかけてきた……。

困ったことがあったら、一人で考えずにプロに相談することをおすすめします。

といっても、インターネットで調べると多数の弁護士事務所や司法書士事務所のサイトがヒットして、どこに相談すれば良いのかわかりませんよね。

そこで、完全に中立の立場で公平な意見を言ってくれる相談窓口をまとめてみました。

まずはこの窓口に相談した上で交渉を進め、それでも難しいようだったら、弁護士や司法書士に依頼してみてください。

そんぽADRセンター

保険会社の対応に不満がある、不当な示談を持ちかけられた、という困りごとの時におすすめの機関で、この機関は日本損害保険協会が設立しています。

日本損害保険協会とは損保会社の共同体のようなものです。

損保の身内に相談したところで無意味では?と思うかもしれませんが、実は保険会社や担当者的には相談されると かなり圧力がかかる組織です。

被害者さんがそんぽADRセンターに相談するとすぐに、保険会社に連絡が入り正当な対応を要求されます。

交渉内容も都度報告しなければならないので、被害者に不利な内容での交渉はできません。

もちろん不誠実な態度や対応もNGです。

各拠点の管理者だけではなく、さらに上の役職の元にも経過確認が来るので組織ぐるみで、良い対応をしなければならなくなります。

私個人的には、保険会社の対応や交渉内容がおかしいと感じた時には一番効果がある相談先です。

そんぽADRセンター公式サイト

そんぽADRってそんなに影響力あるんだぁ。

国の機関ならわかるけど、民間の機関なのに何でなんですか?

そんぽADRには損保からの出向や退職された方が務めているのね。

だから損保にいた分、内情が分かっているから、突っ込むポイントも厳しいの。

あと私が居た保険会社だと、通常のクレームは自分の上司くらいまでで留まるんだけど、そんぽADR経由のクレームだと4階層上の上司の耳にまで届いてしまう仕組みになっていたわ。

そんな理由で影響力が強いのよ。

へぇ、そんな理由があるんですね。

なんか揉めたら弁護士っていうイメージがあったな。

日弁連交通事故相談センター

こちらはその名の通り日本弁護士連盟が設立している機関です。

無料で弁護士に相談することができます。

ここには示談内容や慰謝料の金額等の法律的な困りごとの際に便利です。

全国に163箇所の相談所がありますので、電話だけではなく面談で相談することができます。

保険会社の対応や態度ではなく、示談内容や交渉内容に不満がある時に相談すると良いでしょう。

相談内容によっては、そのまま弁護士を紹介してもらうこともできます。

日弁連交通事故相談センター公式サイト

国の交通事故相談所

国の交通安全の施策の一環として、地方自治体の交通事故相談所があります。

各都道府県や市町村ごとに、相談員や弁護した常駐して交通事故全般の相談に乗ってくれます。

こちらも無料で相談することができますし、各都道府県に1つは相談所が設けられています。

「ちょっと疑問点がある、示談内容について詳しく説明してもらいたい」という時に気軽に相談することができます。

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