テレマティクス保険ってどんな保険?
最近よく聞かれるようになった「テレマティクス保険」。
アメリカでは2020年までにテレマティクス保険加入者数が1億件になると言われています。
日本でも国土交通省が先陣を切って導入を後押ししている自動車保険です。
しかし、ぱっとみただけでは何のことなのかよく分かりませんよね。
そこで、テレマティクス保険の内容やメリットデメリットについて詳しくまとめてみました。
テレマティクス保険とは?
テレマティクス保険とは、車に取り付けた端末によって走行距離や運転行動(加速や減速のタイミング、回数など)の情報を保険会社に送信し、その内容によって保険料が決まる保険です。
大きく分けて「走行距離連動型」と「運転行動連動型」の2つに分けられます。
走行距離連動型は、走行距離が少なければ保険料が安くなりますし、多く走れば高くなります。
運転行動連動型は、簡単に言うと荒々しい運転は保険料が高く、優しい運転は保険料が安くなります。
欧米では普及が進んでおり、イギリスでは2016年現在で10%がこのテレマティクス保険に加入済みです。
日本でも、通販系損保、代理店系損保各社がそれぞれ特色のあるテレマティクス保険を販売しています。
テレマティクス保険のメリット
なんといっても「自分次第で保険料が安くなるところ」です。
特に運転行動連動型の場合、急ブレーキ、急発進を避け、安全運転を心がけると保険料が安く抑えられます。
やさしい運転を心がけることでキャッシュバックという形で保険料が戻ってくる保険会社もあります。
これまで自動車保険の保険料を安く抑えたい場合は補償を見直したり、保険会社を見直したりするしかありませんでしたが、テレマティクス保険では自分次第で保険料を節約することができるのです。
示談担当者の立場で言うと事故が減ります。
日々の運転行動が保険料の安さに繋がるのだから、誰しも安全運転を心がけますので事故率が減るに違いありません。
調べてみたところイギリスでは75%も事故が減ったという報告もあります。
テレマティクス保険のデメリット
いいことばかりではありません。
最大のデメリットは自分の運転が保険会社などに筒抜けになってしまうことです。
保険会社も社員がお客様のすべての行動を把握することができないように、社員に提供されるデータは必要最低限のものにしていますが、各業界で個人情報の流出事件はあとを断ちませんし、ハッカー集団による悪意あるデータ流出の可能性もゼロではありません。
また、機器がついていることにより「監視されている」と感じ息苦しく感じることもあるでしょう。
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